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《 2019.5.30 》
= 2040年を展望した改革本部 =

介護職員の残業時間を来年度末までに縮減 厚労省、生産性向上で目標


《 2040年を展望した改革本部 29日 》

AIやロボット、センサーといった新たなテクノロジの活用、ICT化の加速、事務負担の軽減、業務の切り分け・役割分担などで実現を目指す構想を描いている。

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厚生労働省は29日に公表した「医療・福祉サービス改革プラン」に、「介護職員の平均労働時間・残業時間を2020年度末までに縮減する」と明記した。あわせて、2040年までに介護分野の単位時間サービス提供量(*)を5%以上改善させる、との数値目標も盛り込んだ。2020年代初頭までにペーパーワークを半減させる、との目標も引き続き堅持している。
 
* サービス提供量÷従事者の総労働時間で算出される指標。サービスがより効率的に提供されると改善する。
 
現場の生産性を飛躍的に向上させ、現役世代が急減する一方でニーズがさらに増大する今後を乗り切っていく − 。そうした考え方がベースにある。
 
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直近の2017年度の介護労働実態調査によると、介護従事者の1週間の残業時間は平均で2.0時間。職種によってバラつきがみられ、生活相談員(3.4時間)やサービス提供責任者(2.9時間)、ケアマネジャー(2.6時間)らが相対的に長くなっている。
 
厚労省は今年3月に公表した居宅サービス向け、施設サービス向けの「生産性向上ガイドライン」を多くの事業所に活用してもらいたい考え。いわゆる“元気高齢者”を受け入れ、必ずしも高い専門性を必要としない周辺業務を任せていくなど、施策を総合的に展開していく構えをみせている。