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《 2019.7.16 》

老衰、死因の第3位に 高齢化など要因 脳血管疾患を抜く 人口動態統計


質の高い介護サービスの重要性もますます高まっていくとみられる。

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厚生労働省の人口動態統計によると、2018年の死因の1位はがん、2位は心疾患、3位は老衰だった。老衰が3大死因に含まれるのは、1960年代以降では初めてだという。半世紀以上なかったことだ。
 
平成30年人口動態統計月報年計の概況
 
戦後の1947年をピークに減少を続けてきた老衰は、2000年を超えた頃から再び増加に転じていた。2018年に老衰で亡くなった人は10万9606人。死亡者全体に占める割合は8.0%となり、7.9%だった脳血管疾患を上回っている。
 
医療サービスのレベルがさらに上がったこと、長く生きる人が増えたことなどが主な要因とみられる。老衰による死亡は年齢が高くなるほど多くなる傾向にあり、95歳以上では死因のトップだ。
 
今後も長寿命化が進んでいけば、老衰で亡くなる人がさらに増加する可能性がある。施設や在宅での看取りの充実、医療と介護の連携の深化が一段と問われそうだ。必要な人材の確保などサービス提供体制の基盤強化が大きな課題となる。
 
2018年の他の3大死因をみると、1位のがんが死亡者全体に占める割合は27.4%。日本人の3.6人に1人ががんで亡くなっている計算だ。
 
2位の心疾患は死亡数・死亡率ともに増加傾向が続いている。2018年の死亡者全体に占める割合は15.3%だった。