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《 2019.8.2 》

「自分の将来が不安…」 介護職員の多くが回答 8割が仕事に「不満あり」


《 会見するNCCUの久保会長 1日 》

およそ8万人の介護職員らでつくる労働組合「UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)」は1日、今年度の「就業意識実態調査」の結果を公表した。

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月給で勤める介護職員に「働くうえでの不安はあるか」と聞いたところ、72.2%が「ある」と回答。その理由を複数回答で尋ねると、「自分の将来のことが不安」が51.6%で最多だった。以下、「利用者に適切なサービスができているか不安(35.3%)」「仕事中の事故が怖い(19.5%)」などが続いた。
 
この調査は今年の3月から4月にかけて行われたもの。全国6363人の組合員が対象で、2556人(月給)の調査票を集計したという。
 
「働くうえでの不満」については、80.0%が「ある」と答えた。複数回答で理由を聞いた結果は多い順に、「賃金が安い(53.7%)」「仕事量が多い(39.0%)」「連休が取りにくい(26.2%)」となっている。
 
このほか、約4割の介護職員が年次有給休暇を十分に取れていないことも分かった。「全く取得できない」が11.2%、「なかなか取得できない」が29.2%。取得できない要因では、「人手不足(67.6%)」「仕事量が多い(39.3%)」「周囲に迷惑をかける(23.7%)」が目立っている。
 
NCCUの久保芳信会長は1日の会見で、「介護職員の労働環境を改善する活動を引き続き精力的に進めていく。少しでも介護職の魅力を高めたい」と述べた。